変身活動家 江上喜郎

変身活動家・江上喜朗が不定期に更新しているブログ。事業承継に関する考察や経営ノウハウ、実際の事例などについてまとめています。書籍では書けなかった部分まで明かしていますので、ご興味のある方はぜひご覧ください。

第16回2020年1月12日

深さと幅。アリとキリギリス。解決と発見。

 イソップ童話の、アリとキリギリスの話はご存知ですか?

 

 夏の間コツコツと働いて「蓄財」したアリはその冬も困らず、夏の間「歌って踊って遊び呆けていた」キリギリスは何の蓄えもなく窮地に陥りました・・・

 

 そんな話だったと思います。確かに、キリギリスが遊んでいる間、必死で働いたアリに、たくさんの食料の蓄財があるのは当たり前です。まさに因果応報で、知っておくべき物語でしょう。問題は、この物語のキリギリスには何も残っていないように書かれていることです。キリギリスは、何もしていないわけではありません「歌って踊って遊んだ体験」という蓄えが残っていて、それが見過ごされています。そして、変化が大きい時代、自らも変化させる上で「遊ぶ体験」「新しい体験」は必要ないのでしょうか。

 

 最近、教習所以外のビジネスについて発想がわきづらい自分がいます。

 

  •  学科教習を楽しくする「DONDONドライブ」。
  •  採用課題を解決する「教習所求人ナビ」。
  •  AIで教習できるシステム。

 

 今までも業界外のものに触れ、それを業界に取り入れる活動をしてきました。ただこれらはあくまで業界内ですでに顕在化している問題を解決しているだけです。もちろんそれ自体には価値があると思いますが、教習所の生産性を上げる、あるいは付加価値を大きくする、という問題をいくら解決し続けても、その教習所に残存社利益をもたらすことはできますが、業界全体をよくすることはできません。そして、同じことをやり続ける中で、自分自身の変身がストップしているのではないか、とすら思えてきました。・・・変身活動家にも関わらず。

 

 潜在的に眠る問題(=将来的に関わってくる問題)をゼロから発見し、定義し、解決し、業界を良い方向へ変革させたい。富士フィルムを改革した小森会長のように。ツタヤのビジネスモデルを変革した増田社長のように。

 

 そうなるためには、問題を解決するのでなく問題を発見する必要があります。問題を発見するには、今までの自分(=教習所関連やビジネスのことばかりやっていた自分)と距離のある違うことをやる必要があります。自分から距離が遠い体験ほど、その価値は上がります。そしてその体験を見過ごさず編集し整理することで、自分自身に新しいデータベースができる→事実に対して新たな(教習所やビジネスと関係のない次元で)解釈ができる→見えなかった問題が見えてくる、という自分の脳内の流れが作れます。

 

 そのために、今年。今までの自分では絶対にやらないようなことを3つ行おうと思います。

  •  自分の行動パターンから一番遠い、料理。
  •  自分は得意だと勝手に勘違いしている、即興劇。
  •  自分は殆どやったことないのに「時間の無駄」と否定していた、ゲームアプリ。

 今年は仕事やサッカーのチャレンジだけでなく、それらと全く関係ないこの3つに徹底的にハマろうと思います。(仕事面ではまた大きな発表を行います!)。なんだやること普通だなと思われる方もいるかもしれませんが、大事なのは「自分では絶対にやらないであろう」こと。

 

幅を増やし、キリギリスになり、問題を発見できる人になる。

 

39歳になりました。

最後の30代、全く新しい自分に変身した上で、来るべき40代の爆進に備えようと思います。

今年もよろしくお願いします。